応用情報技術者試験 令和6年春 午前問61 解説付き過去問
問題
エンタープライズアーキテクチャの参照モデルのうち、BRM(Business Reference Model)として提供されるものはどれか。
正解
解説
エンタープライズアーキテクチャ(EA)は、組織全体の業務と情報システムを統一的に構造化し、効率的なIT活用を図るための枠組みです。
このEAの構成要素として、いくつかの参照モデルが定義されています。その中の一つが、BRM(Business Reference Model)です。
BRMは「業務参照モデル」とも呼ばれ、エンタープライズアーキテクチャの中で最も業務に近い階層に位置するモデルです。業務の全体像を把握するために、政府機関や企業が行う業務を分類・体系化し、それに対応するシステム構成や業務プロセスを整理・モデル化します。
BRMの主な目的は以下のとおりです。
このEAの構成要素として、いくつかの参照モデルが定義されています。その中の一つが、BRM(Business Reference Model)です。
BRMは「業務参照モデル」とも呼ばれ、エンタープライズアーキテクチャの中で最も業務に近い階層に位置するモデルです。業務の全体像を把握するために、政府機関や企業が行う業務を分類・体系化し、それに対応するシステム構成や業務プロセスを整理・モデル化します。
BRMの主な目的は以下のとおりです。
- 業務の標準化と共通化
重複業務の排除や、同種業務に対する共通基盤の導入によって、効率化を図ることができます。 - 業務とシステムの対応関係の明確化
業務ごとに必要なシステムや機能が整理され、業務改革やシステム統合を行いやすくなります。 - システムの最適化
業務全体に対してシステム投資の重複や無駄を減らし、全体最適を図る基盤となります。