応用情報技術者試験 令和6年春 午前問60 解説付き過去問
問題
情報システムに対する統制をITに係る全般統制とITに係る業務処理統制に分けたとき、ITに係る業務処理統制に該当するものはどれか。
正解
解説
情報システムに対する統制は、大きく「ITに係る全般統制」と「ITに係る業務処理統制」に分けて考えられます。
このように、業務システム内部で個別の取引やデータ処理に直接関わる統制が「業務処理統制」とされます。
- ITに係る全般統制
情報システム全体の信頼性や安定性を確保するための基盤的な統制です。
たとえば、アクセス管理、開発・変更管理、運用管理、外部委託管理などが含まれます。 - ITに係る業務処理統制
個々の業務アプリケーションにおいて、業務処理が正確かつ完全に行われるようにするための統制です。
具体的には、入力・処理・出力の各段階で行われる論理チェック、整合性チェック、集計チェックなどが該当します。
このように、業務システム内部で個別の取引やデータ処理に直接関わる統制が「業務処理統制」とされます。