応用情報技術者試験 令和6年春 午前問62 解説付き過去問

デジタルガバナンス・コード2.0は、経済産業省が策定したガイドラインであり、企業がデジタルトランスフォーメーション（DX）を推進する際に、その方向性や経営者に求められる対応を示したものです。

このコードは、企業が単にIT技術を導入するだけでなく、デジタル技術を活用してビジネスモデルそのものを変革し、競争力を高めていくための指針となるものです。特に、経営者のリーダーシップの重要性を強調しており、経営ビジョンの明確化や全社的な取組みの推進が求められます。

• 目的
  企業のDXの推進を支援するために、経営者がどのような意識と行動を持つべきかを明文化し、自主的な取組みを後押しすることを目的としています。
  
  
• 主な内容
  - 経営ビジョンを策定し、社内外に共有すること
  - 組織体制や人材育成の整備
  - データとデジタル技術を活用した業務やビジネスの変革
  - ガバナンスやリスクマネジメント体制の構築 など
  
  

このように、デジタルガバナンス・コード2.0は、企業が変化の激しい社会に対応し、持続的な成長を実現するためのDX推進の基本的な考え方を提示するものであり、経営者主導の取組みが重視されています。