応用情報技術者試験 令和6年春 午前問52 解説付き過去問
問題
図のアローダイアグラムで表されるプロジェクトがある。
結合点5の最早結合点時刻はプロジェクト開始から第何日か。
ここで、プロジェクトの開始日は0日目とする。


正解
解説
アローダイアグラムにおける「最早結合点時刻」とは、ある結合点から次の作業を開始できる最も早いタイミングを表します。
その結合点に至るすべての先行作業が完了していなければならないため、最早結合点時刻は、複数ある先行経路のうち所要日数が最も長い経路によって決定されます。
※本解説における日数の計算は、図中の作業記号および所要時間を例として使用しています。
その結合点に至るすべての先行作業が完了していなければならないため、最早結合点時刻は、複数ある先行経路のうち所要日数が最も長い経路によって決定されます。
- 結合点5に至る主な経路と所要日数
以下は、図中に示された結合点5に至る経路と、その所要日数を計算したものです(作業名と日数は問題図から読み取った値に基づきます)。
- A→D(1→2→4→5) : A(3日)+D(4日)=7日
- A→E(1→2→5) : A(3日)+E(2日)=5日
- A→C→F(1→3→4→5) : A(3日)+C(1日)+F(2日)=6日
- B→F(1→3→5) : B(2日)+F(2日)=4日 - 最早結合点時刻の決定
すべての経路の中で最も長い日数がかかるのは「A→D(1→2→4→5)」の7日であるため、結合点5の最早結合点時刻は7日目となります。 - 最早結合点時刻の求め方のポイント
- すべての先行経路を網羅的に洗い出すこと
- 各経路の合計所要時間を正確に計算すること
- 最も長い所要日数を採用すること
※本解説における日数の計算は、図中の作業記号および所要時間を例として使用しています。