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合格発表日:2025年7月3日(あと24日)

応用情報技術者試験 令和6年春 午前問21 解説付き過去問

問題

入力がAとB、出力がYの論理回路を動作させたとき、図のタイムチャートが得られた。 この論理回路として、適切なものはどれか。

正解

解説

タイムチャートの波形から、入力 A、B と出力 Y の関係を分析し、どの論理回路に対応するかを判定する。

  • タイムチャートの解析
    タイムチャートを観察すると、入力 A、B に対する出力 Y の変化は以下のようになる。
    - A = 0, B = 0 → Y = 1
    - A = 0, B = 1 → Y = 1
    - A = 1, B = 0 → Y = 1
    - A = 1, B = 1 → Y = 0

    この出力のパターンは、NAND(否定論理積)ゲートの真理値表と一致する。

  • NAND回路の特性
    NAND(否定論理積)ゲートは、次の式で表される。
    Y = A・B
    これは、A と B の両方が 1 のときだけ 0 を出力し、それ以外のときは 1 を出力する論理回路である。

  • 他の論理回路との比較
    - ANDゲートの場合、A と B が両方 1 のときに 1 を出力するため、今回の出力と一致しない。
    - ORゲートは A または B のいずれかが 1 のときに 1 を出力するため、一致しない。
    - XOR(排他的論理和)は A と B が異なる場合に 1 を出力するため、一致しない。

このように、入力 A、B に対する出力 Y の変化が NAND ゲートの動作と一致するため、この論理回路は NAND 回路である。