応用情報技術者試験 令和5年春 午前問77 解説付き過去問
問題
会社の固定費が150百万円、変動費率が60%のとき、利益50百万円が得られる売上高は何百万円か。
正解
解説
この問題は、固定費・変動費率・目標利益が与えられた条件の下で、必要な売上高を算出する計算問題です。損益分岐点分析に基づく公式を理解しているかが問われます。
- 損益分岐点分析と売上高の算出式
損益分岐点分析では、売上高、固定費、変動費、利益の関係は以下の式で表せます。
利益 = 売上高 -(固定費 + 変動費)
また、変動費は「売上高 × 変動費率」で表されるため、売上高を A とすると、
利益 = A -(固定費 + A × 変動費率) - 数値の代入と計算
固定費:150百万円
変動費率:60%(=0.6)
目標利益:50百万円
これらを代入すると、
50 = A -(150 + 0.6A)
50 = A - 150 - 0.6A
50 + 150 = 0.4A
200 = 0.4A
A = 2000.4 = 500
したがって、目標利益50百万円を得るために必要な売上高は500百万円です。