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次回試験日:2025年4月20日(あと1日)

応用情報技術者試験 令和5年春 午前問58 解説付き過去問

問題

システム監査基準(平成30年)における予備調査についての記述として、適切なものはどれか。

正解

解説

この問題は、「システム監査基準(平成30年)」における予備調査の目的と内容について理解しているかを問うものです。

  1. 予備調査の目的
    予備調査は、本調査の準備段階として実施されるものであり、監査対象の業務内容やシステムの概要、関連部門の組織体制、リスクの所在などを把握することを目的としています。
    この段階で得られた情報を基に、監査の計画や重点調査項目を策定します。

  2. 予備調査の実施方法
    予備調査は、必ずしも現地訪問を伴う必要はありません。
    監査対象部門から提供された資料(マニュアル、手順書、業務フロー図など)を通じて、業務の内容や分掌状況などを把握します。

  3. 本調査との違い
    本調査では監査証拠の収集や評価などを通じて監査結論を導きますが、予備調査では主に監査計画立案に必要な情報収集が中心です。
    また、予備調査の範囲は監査対象部門に限らず、関連部門にまで及ぶことがあります。

したがって、予備調査では「監査対象部門の事務手続やマニュアルなどを通じて、業務内容、業務分掌の体制などを把握する」ことが適切です。