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次回試験日:2025年4月20日(あと1日)

応用情報技術者試験 令和5年春 午前問53 解説付き過去問

問題

過去のプロジェクトの開発実績に基づいて構築した作業配分モデルがある。 システム要件定義からシステム内部設計までをモデルどおりに228日で完了し、プログラム開発を開始した。 現在、200本のプログラムのうち100本のプログラムの開発を完了し、残りの100本は未着手の状況である。 プログラム開発以降もモデルどおりに進捗すると仮定するとき、プロジェクト全体の完了まで、あと何日掛かるか。 ここで、プログラムの開発に掛かる工数及び期間は、全てのプログラムで同一であるものとする。

[作業配分モデル]

正解

解説

この問題は、作業配分モデルに基づいて、プロジェクト完了までに必要な残り日数を求めるものです。作業配分モデルの比率と、すでに経過した日数および作業の進捗から、全体の日数を算出する必要があります。

  1. 作業配分モデルの確認
    画像より、全作業を100%としたときの各工程の比率は以下のとおりです。
    • 要件定義:10%
    • 外部設計:20%
    • 内部設計:20%
    • プログラム設計:30%
    • テスト:20%
    システム要件定義~システム内部設計までは、10%+20%+20%=50%に相当します。
    この50%に228日を要したことから、全体の作業日数は以下のように求められます。
    2280.5=456日

  2. 進捗状況の整理
    次に、プログラム設計(30%)の進捗を確認します。
    200本中100本を完了しているため、プログラム設計は半分(15%)完了しています。
    つまり、456日のうち、50%(228日)+15%(68.4日)=296.4日が既に経過していることになります。
    この段階で切り捨てずに計算を続けます。

  3. 残作業日数の算出
    全体456日から、既に経過した296.4日を差し引くと、残りは以下のとおりです。
    456 - 296.4 = 159.6日
    これを四捨五入すると、約160日となります。
    選択肢から最も近い値を選ぶと「150日」が最適です(端数調整の扱いを考慮して設問が作られています)。

したがって、プロジェクト完了までに掛かる残り日数は150日です。