応用情報技術者試験 令和5年春 午前問50 解説付き過去問
問題
サーバプロビジョニングツールを使用する目的として、適切なものはどれか。
正解
解説
この問題は、サーバプロビジョニングツールの目的と役割について理解しているかを問うものです。
- サーバプロビジョニングの意味
プロビジョニング(provisioning)とは、ITの分野では「必要なリソースを準備・提供すること」を意味します。
サーバプロビジョニングとは、OSの設定やミドルウェアの導入、サービスの起動など、サーバ構築に必要な一連の設定やインストール作業を自動化することを指します。 - サーバプロビジョニングツールの役割
プロビジョニングツールは、事前に記述した設定ファイル(構成定義ファイル)に基づいて、サーバの構成を自動的に行います。
これにより、人手によるミスの削減、環境の統一、短時間での環境構築が可能になります。代表的なツールには、Ansible、Chef、Puppet、Terraformなどがあります。 - 他の選択肢との違い
リモート監視やパフォーマンス管理、一元的なソフトウェア管理などは、監視ツールや資産管理ツールが担う領域です。
一方で、サーバプロビジョニングツールの目的は、サーバの初期構成や設定の自動化に特化しています。
したがって、システム構成をあらかじめ記述しておき、それに基づいてサーバを自動的に構成することが、サーバプロビジョニングツールの目的として適切です。