応用情報技術者試験 令和5年春 午前問47 解説付き過去問
問題
値引き条件に従って、商品を販売する。
決定表の動作指定部のうち、適切なものはどれか。
[値引き条件]
[決定表]
[値引き条件]
- ① 上得意客(前年度の販売金額の合計が800万円以上の顧客)であれば、元値の3%を値引きする。
- ② 高額取引(販売金額が100万円以上の取引)であれば、元値の3%を値引きする。
- ③ 現金取引であれば、元値の3%を値引きする。
- ④ ①~③の値引き条件は同時に適用する。
[決定表]

正解
解説
この問題は、値引き条件に基づいて適切な決定表の動作指定を選ぶ問題です。決定表は、複数の条件とそれに対応する処理(動作)を一覧表の形式で表現するもので、条件の組合せに対して正しい処理が設定されているかどうかを判断します。
- 設問に示された条件の整理
問題文では、以下の3つの条件が与えられています。
- 上得意客であれば3%値引き
- 高額取引であれば3%値引き
- 現金取引であれば3%値引き
- 上得意客であれば3%値引き
- 決定表の動作指定部の考え方
3つの条件それぞれが3%の値引きにつながるため、値引率は次のように決まります。
- 条件が1つ該当:3%値引き
- 条件が2つ該当:6%値引き
- 条件が3つ該当:9%値引き
- 条件が該当しない:0%値引き
- 条件が1つ該当:3%値引き
- 正しい決定表の判断
提示された決定表のうち、各列において該当する条件の数×3%の値引率が設定されている表が正解となります。すべての条件組合せに対してこれを満たしているのは正解の決定表のみです。
したがって、各条件に応じた3%値引きが正確に積算されている動作指定が正解です。