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次回試験日:2025年4月20日(あと1日)

応用情報技術者試験 令和5年春 午前問13 解説付き過去問

問題

スケールインの説明として、適切なものはどれか。

正解

解説

この問題は、スケーラビリティに関する用語「スケールイン」について正しく理解しているかを問うものです。以下にスケーリングの種類とスケールインの意味について解説します。

  1. スケーリングの種類
    スケーリングとは、システムの処理能力を拡張または縮小することを指します。主に以下の3種類があります。
    • スケールアウト:システムの処理能力を高めるために、サーバの台数を増やすこと。
    • スケールアップ:1台のサーバのCPU・メモリなどの性能を強化すること。
    • スケールイン:処理能力が過剰になった際に、サーバの台数を減らすこと。

  2. スケールインの意味
    スケールインとは、スケールアウトと逆の操作であり、負荷が低下したときなどに、稼働中のサーバの台数を減らしてリソースを効率的に利用する手法です。
    例えば、アクセスが集中する時間帯が過ぎた後に自動的に台数を減らすことで、コスト削減やリソースの無駄遣いを防ぐことができます。

  3. 他のスケーリングとの違い
    スケールインは、物理的・仮想的に複数のサーバが存在する構成(クラスタやクラウド環境など)でよく使われる概念です。
    一方、CPUやメモリの能力を変更するような操作は、スケールアップまたはスケールダウンと呼ばれます。

したがって、スケールインとは「想定されるシステムの処理量に対して、サーバの台数が過剰なとき、サーバの台数を減らすこと」を意味します。