応用情報技術者試験 令和5年秋 午前問63 解説付き過去問
問題
SOAを説明したものはどれか。
正解
解説
この問題は、SOA(Service Oriented Architecture:サービス指向アーキテクチャ)の特徴や概念を正しく理解しているかを問うものです。
- SOAの基本的な考え方
SOAは、システムを構築する際に、業務機能を「サービス」という単位で部品化し、それらを組み合わせることで柔軟な業務システムを実現するアーキテクチャです。
それぞれのサービスは独立して機能し、標準化されたインタフェースを通じて相互に連携できます。 - SOAの特徴
- 業務の処理をサービスという単位に分割し、それぞれのサービスが独立して動作する。
- サービスは疎結合であり、他のサービスと独立して開発・変更・再利用が可能である。
- 複数のサービスを組み合わせることで、新たなビジネスプロセスや業務システムを構築できる。
- 標準的な通信プロトコル(例:SOAP、RESTなど)によりサービス間の接続が可能。
- SOAの目的と効果
SOAの導入により、システムの柔軟性と再利用性が向上し、業務の変化や新たな要件への対応が容易になります。
また、異なる技術基盤やプラットフォーム間でも連携可能なため、企業全体のIT資産の統合・最適化が図られます。
したがって、SOAとはビジネスプロセスの構成要素とそれを支援するIT基盤を、ソフトウェア部品であるサービスとして提供するシステムアーキテクチャを指します。