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次回試験日:2025年4月20日(あと1日)

応用情報技術者試験 令和5年秋 午前問51 解説付き過去問

問題

PMBOKガイド第7版によれば、プロジェクト・スコープ記述書に記述する項目はどれか。

正解

解説

この問題は、PMBOKガイド第7版における「プロジェクト・スコープ記述書(Project Scope Statement)」の内容を正しく理解しているかを問うものです。

  1. プロジェクト・スコープ記述書の役割
    プロジェクト・スコープ記述書は、プロジェクトにおける成果物や作業内容の境界を明確にし、関係者間の共通理解を確立するための文書です。
    この文書には、プロジェクトで何を行うのか、何を行わないのかといった情報が記載されます。

  2. 記載される主な内容
    プロジェクト・スコープ記述書には以下のような情報が含まれます。
    1. プロダクト・スコープ記述:プロジェクトで提供される製品やサービスの特性

    2. 成果物:プロジェクトの具体的なアウトプット

    3. 受入基準:成果物が正式に完了したと認められるための条件

    4. プロジェクトからの除外事項:プロジェクトの対象外である事項。スコープの境界を明確にするために重要です。

  3. 誤りやすい選択肢との違い
    WBS(作業分解構成図)は、スコープ記述書に基づいて作成されるものであり、記述書の内容そのものではありません。
    コスト見積額やステークホルダー分類も、それぞれコストマネジメントやコミュニケーションマネジメントに関する情報であり、スコープ記述書の直接的な構成要素ではありません。

したがって、プロジェクト・スコープ記述書に記載される項目として正しいのは、プロジェクトからの除外事項です。