応用情報技術者試験 令和5年秋 午前問49 解説付き過去問
問題
アジャイルソフトウェア開発宣言では、"あることがらに価値があることを認めながらも別のことがらにより価値をおく"としている。
"別のことがら"に該当するものの組みはどれか。
正解
解説
この問題は、「アジャイルソフトウェア開発宣言(Agile Manifesto)」において重視される価値観を正しく理解しているかを問うものです。
- アジャイルソフトウェア開発宣言とは
- アジャイルで重視される4つの価値
- プロセスやツールよりも 個人と対話
- 包括的なドキュメントよりも 動くソフトウェア
- 契約交渉よりも 顧客との協調
- 計画に従うことよりも 変化への対応
- 誤りやすい点
アジャイルソフトウェア開発宣言は、2001年に17人のソフトウェア開発者によって提唱されたもので、変化に柔軟に対応できる開発スタイルを目指す理念です。
この宣言では、「価値はあるが、それよりも重視すべきこと」として4つの対比が示されています。
アジャイルソフトウェア開発宣言において、より価値を置くとされている4つの項目は以下のとおりです。
これらはいずれも、開発のスピードや柔軟性、顧客満足度の向上を目指すアジャイルの考え方に沿っています。
ドキュメントや契約、計画などもソフトウェア開発にとって重要ではあるものの、アジャイル開発においては、それらに縛られるよりも、現実の変化や実動作、関係者との対話を重視するという点が重要です。
したがって、アジャイル開発宣言でより価値があるとされる項目の組合せは、「個人と対話」「動くソフトウェア」「顧客との協調」「変化への対応」です。