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次回試験日:2025年4月20日(あと1日)

応用情報技術者試験 令和4年秋 午前問33 解説付き過去問

問題

IPv4のネットワークアドレスが192.168.16.40/29のとき、適切なものはどれか。

正解

解説

この問題は、IPv4アドレスにおけるCIDR表記(Classless Inter-Domain Routing)とサブネットマスクの関係、そして使用可能なホストアドレス数の計算について理解しているかを問うものです。特に、「/29」という表記からどのような情報が導き出せるかがポイントとなります。

  1. /29の意味とホスト部のビット数
    「/29」は、IPアドレスの先頭29ビットがネットワーク部であることを示しています。IPv4アドレスは全体で32ビットですから、残りの3ビットがホスト部となります。
    このホスト部によって、1つのネットワーク内で利用できるホストアドレスの数が決まります。

  2. 使用可能なホストアドレスの数
    ホスト部が3ビットで表現できるビットの組合せは、23 = 8通りあります。
    ただし、この中にはネットワークアドレス(ホスト部がすべて0)とブロードキャストアドレス(ホスト部がすべて1)が含まれるため、実際に使用できるホストアドレスは 8 − 2 = 6 個です。

  3. その他の選択肢の確認
    ・サブネットマスク /29 に対応するのは 255.255.255.248 であり、「255.255.255.240」では誤りです。
    ・ホスト部が3ビットなので、「ホスト部は29ビットである」という記述も誤りです。
    ・「192.168.16.48」は、192.168.16.40/29 とは異なるネットワークアドレス範囲に属するため、同一サブネットワークではありません。

したがって、正解は「使用可能なホストアドレスは最大6個である」です。