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次回試験日:2025年4月20日(あと1日)

応用情報技術者試験 令和3年秋 午前問79 解説付き過去問

問題

企業が、"特定電子メールの送信の適正化等に関する法律"に定められた特定電子メールに該当する広告宣伝メールを送信する場合に関する記述のうち、適切なものはどれか。

正解

解説

この問題は、特定電子メールの送信に関する法律の適用方法について問うものです。ここでは、オプトイン方式とオプトアウト方式の違いを理解することがキーとなります。

  1. オプトイン方式とは
    オプトイン方式では、ユーザーが事前に同意を示した場合のみ広告メールを送信することが許可されています。この方式は、ユーザーのプライバシーを保護するための厳格なアプローチです。ユーザーが明示的な同意をしなければ、広告メールを送ることはできません。

  2. オプトアウト方式とは
    オプトアウト方式では、ユーザーが広告メールの受け取りを拒否する意志を事後に示すまでは、企業がメールを送信することが許可されています。この方式は、企業が比較的容易に広告活動を行える反面、消費者のプライバシーに対する保護が弱まる可能性があります。

  3. 「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」の規定
    この法律では、特定電子メール(広告や宣伝を目的としたメール)の送信に際して、原則としてオプトイン方式を採用することが求められています。この規定は、無差別な広告メールの送信によるユーザーの不快感や迷惑を防ぐために設けられています。

したがって、正解は「原則としてオプトイン方式を利用する」です。この選択肢が正しいのは、法律により広告メールの送信にはユーザーの明示的な同意が必要であると定められているからです。