応用情報技術者試験ナビ ロゴ 応用情報技術者試験ナビ
次回試験日:2025年4月20日(あと1日)

応用情報技術者試験 令和3年秋 午前問62 解説付き過去問

問題

物流業務において、10%の物流コストの削減の目標を立てて、図のような業務プロセスの改善活動を実施している。 図中のcに相当する活動はどれか。

正解

解説

この問題は、物流業務におけるコスト削減目標達成のための業務プロセス改善活動の中で、特定の活動がどの業務プロセスに該当するかを問うものです。

  1. 物流業務の改善目標
    物流業務においては、コスト削減が一般的な目標の一つです。この場合、10%のコスト削減を目指すことが設定されています。目標設定後、その達成に向けてのプロセス改善が計画されるわけですが、このプロセスには様々なステップが含まれます。

  2. KPIの設定の役割
    KPI(Key Performance Indicator、重要業績評価指標)は、組織が設定した目標に対する進捗状況や成果を測定するための指標です。物流業務の改善において、KPIは具体的な数値目標を設定することで、業務の効率化やコスト削減の進行度を明確にします。この数値目標が設定されることで、業務プロセス全体の改善が促進されるのです。

  3. CSF、KGI、MBOとの関係
    CSF(Critical Success Factor、重要成功要因)の抽出は、成功に必要な要因を明確にする活動です。KGI(Key Goal Indicator、主要目標指標)の設定は、組織全体の目標達成を評価する指標を設定することであり、MBO(Management by Objectives、目標に基づく管理)は目標を設定し、それに基づいて業務を管理する手法です。これらも重要ですが、図中のcに相当するのは、直接的な業務改善とその評価を連動させるKPIの設定の役割が最も適切です。

したがって、図中のcに相当する活動は「KPI(Key Performance Indicator)の設定」が正解です。この設定により、目標達成のための直接的な評価と管理が可能になり、効果的な改善活動の推進が期待できます。