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合格発表日:2025年7月3日(あと43日)

応用情報技術者試験 令和2年秋 午前問19 解説付き過去問

問題

OSS(Open Source Software)における、ディストリビュータの役割はどれか。

正解

解説

この問題は、オープンソースソフトウェア(OSS)におけるディストリビュータの役割について理解を深めることを目的としています。

  1. OSSディストリビュータの基本的な役割
    ディストリビュータとは、複数のソフトウェアコンポーネントを組み合わせ、これらを一つのパッケージとしてまとめ、配布する役割を担います。これには、OSSだけでなく、必要に応じて商用ソフトウェアや独自のアプリケーションを組み込むことも含まれます。
    ディストリビュータは、これらのソフトウェアが効果的に連携して動作するように調整し、ユーザーが容易に利用できる形で提供します。また、インストールプロセスの簡略化や、初期設定の最適化も重要な役割です。

  2. 他の選択肢との違い
    他の選択肢として挙げられた「OSSを開発し、活動状況をWebで公開する」は、主に開発者またはプロジェクトマネージャーの役割です。
    「OSSを稼働用のコンピュータにインストールし、動作確認を行う」は、システム管理者またはエンドユーザーが行う作業です。
    「OSSを含むソフトウェアを利用したシステムの提案を行う」は、コンサルタントやシステムインテグレーターの役割に近いです。
    これらはディストリビュータの主要な役割とは異なります。

したがって、ディストリビュータの役割に最も適合する選択肢は「OSSやアプリケーションソフトウェアを組み合わせて、パッケージにして提供する」となります。この役割は、複数のソフトウェア要素を効果的に組み合わせ、エンドユーザーにとって使いやすい形で提供することに重点を置いています。