応用情報技術者試験ナビ ロゴ 応用情報技術者試験ナビ
合格発表日:2025年7月3日(あと33日)

応用情報技術者試験 令和元年秋 午前問76 解説付き過去問

問題

国際的な標準として取り決められた会計基準などの総称であり、資本市場の国際化に対し、利害関係者からみた会計情報の比較可能性や均質性を担保するものはどれか。

正解

解説

この問題は、国際的な会計基準の認識とその重要性を理解することを目的としています。

  1. 国際会計基準の目的と役割
    国際会計基準(International Financial Reporting Standards、IFRS)は、世界各国の企業が財務諸表を作成する際に使用する基準で、その目的は資本市場の国際化に伴う、会計情報の比較可能性や透明性を確保することです。
    これにより、投資家やその他の利害関係者が異なる国の企業間での財務情報を効果的に比較し、適切な投資判断を下せるようになります。

  2. 他の選択肢との区別
    GAAP(Generally Accepted Accounting Principles)は主に特定の国内で用いられる会計基準を指し、IASB(International Accounting Standards Board)は国際会計基準を設定する組織ですが、これ自体が基準ではありません。SEC(U.S. Securities and Exchange Commission)はアメリカ合衆国の連邦政府機関で、証券取引を規制していますが、国際会計基準そのものではないため、この問題文に直接関連する選択肢ではありません。

したがって、国際的な標準としての会計基準であり、資本市場の国際化における会計情報の比較可能性や均質性を保証するものとして、IFRSが正解です。