応用情報技術者試験 令和元年秋 午前問56 解説付き過去問
問題
ITIL 2011 editionによれば、7ステップの改善プロセスにおけるa,b及びcの適切な組合せはどれか。
[7ステップの改善プロセス]


正解
解説
ITIL 2011 editionにおける7ステップの改善プロセスは、効果的なサービス改善を行うための段階的アプローチを示しています。この問題は、それらのステップにおいて特定の活動がどのように配置されるべきかを評価するものです。
- データを処理する
このステップでは、収集したデータを整理し、分析可能な形式にすることが求められます。データの処理は、有効な情報分析の基盤を築く重要な前段階です。 - 情報とデータを分析する
処理されたデータをもとに、情報としての価値を抽出し、分析を行います。この段階では、データから得られる洞察を明らかにし、何が改善されるべきかを特定することが目的です。 - 情報を提示して利用する
分析された情報を関係者に適切に提示し、意思決定の支援やサービス改善のための行動計画に役立てます。情報の提示は、プロセス改善の成果を組織全体に展開するために不可欠です。
したがって、正解は「a:データを処理する、b:情報とデータを分析する、c:情報を提示して利用する」です。この組み合わせがITILの7ステップ改善プロセスにおいて、データから有益な情報を導き出し、効果的な改善活動に結びつける最適な流れを形成しています。