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応用情報技術者試験 令和元年秋 午前問55 解説付き過去問

問題

ITIL 2011 editionによれば、サービス・パッケージの説明として、適切なものはどれか。

正解

解説

この問題は、ITIL 2011 editionにおける「サービス・パッケージ」の定義について問うものです。

  1. サービス・パッケージの構成要素
    サービス・パッケージとは、ITサービス管理フレームワークにおいて、顧客の特定のニーズに応えるために設計されたサービスの完全なセットを指します。このパッケージは、コアサービス、実現サービス、そして強化サービスの三つの主要部分から成り立っています。
    コアサービスは顧客が最も基本的に必要とするサービスです。実現サービスはコアサービスを利用可能にするために必要なサポートサービスや、コアサービスの実施に伴う追加機能を提供します。強化サービスは顧客の満足を高めるための追加サービスを指します。

  2. サービス・パッケージの目的
    サービス・パッケージの目的は、顧客の具体的なニーズに対する包括的なソリューションを提供することです。これにより、顧客は一つのパッケージとして、必要な全てのサービスを受けることができます。サービス・パッケージは、それぞれのサービスが単独で提供される場合と比較して、より高い価値と効率を顧客に提供する設計になっています。

したがって、適切なサービス・パッケージの説明として、「コアサービス、実現サービス及び強化サービスの組合せで構成された、特定の種類の顧客ニーズへのソリューションを提供する複数のサービスの集まりである」という選択肢が正解です。これは、サービス・パッケージがどのように構成され、顧客にどのような価値を提供するかを正確に反映しています。