応用情報技術者試験 令和元年秋 午前問51 解説付き過去問
問題
PMBOKガイド第6版によれば、プロジェクト・マネジャー、プログラム・マネジャー、ポートフォリオ・マネジャー、プロジェクトマネジメント・オフィス(PMO)は、それぞれ他と異なる役割を担っている。
それぞれに対応した役割の説明のうち、PMOのものはどれか。
正解
解説
PMBOKガイド第6版では、プロジェクト管理に関わる各役職(プロジェクト・マネジャー、プログラム・マネジャー、ポートフォリオ・マネジャー、プロジェクトマネジメント・オフィス(PMO))が特有の役割を持っています。この問題は、これらの役職の中でPMOの役割に焦点を当てています。
- PMOの基本的な役割
PMOはプロジェクトに関連するガバナンスプロセスを標準化する役割を担っています。これには、プロジェクトの各種手法やツールの使用が一貫して行われるようにすることが含まれます。 - 資源と情報の共有
さらに、PMOはプロジェクト全体での資源、方法論、ツール及び技法の共有を促進する責任も持っています。これは、異なるプロジェクト間での知識の伝達と効率化を図ることで、全体のプロジェクト管理の質を向上させることを目的としています。 - ガバナンスの強化
PMOはプロジェクト間での一貫したガバナンスを確保することで、組織全体のリスク管理と効率性の向上に寄与します。これにより、戦略的目標の達成に向けて、より強固なプロジェクト管理基盤が築かれることになります。
したがって、選択肢中で「プロジェクトに関連するガバナンス・プロセスを標準化し、資源、方法論、ツール及び技法の共有を促進する」と述べているものがPMOの役割に最も適しているため、正解です。