応用情報技術者試験 令和元年秋 午前問49 解説付き過去問
問題
(1)~(7)に示した七つの原則を適用して、アジャイル開発プラクティスを実践する考え方はどれか。
(1) ムダをなくす
(2) 品質を作り込む
(3) 知識を作り出す
(4) 決定を遅らせる
(5) 早く提供する
(6) 人を尊重する
(7) 全体を最適化する
(1) ムダをなくす
(2) 品質を作り込む
(3) 知識を作り出す
(4) 決定を遅らせる
(5) 早く提供する
(6) 人を尊重する
(7) 全体を最適化する
正解
解説
この問題は、アジャイル開発のプラクティスの中から、特定の原則を適用する開発手法を選ぶものです。ここで挙げられた七つの原則は、リーンソフトウェア開発の核となる考え方を示しています。
- リーンソフトウェア開発の基本原則
リーンソフトウェア開発は、製造業のリーン思想をソフトウェア開発に適応させたものです。ムダをなくし、品質を初めから組み込み、知識を創出し、決定を遅らせることで柔軟な対応を可能にし、早く提供することで顧客のフィードバックを速やかに反映し、人を尊重することでチームの能力を最大限に引き出し、全体を最適化して効率的な開発プロセスを目指します。 - 他のアジャイル開発手法との違い
エクストリームプログラミングやスクラムは、リーンソフトウェア開発と同じくアジャイル手法の一つですが、焦点が異なります。エクストリームプログラミングは技術的な優秀さと生産性の向上に重点を置き、スクラムはプロセスと組織の改善に焦点を当てます。フィーチャ駆動型開発は、特に機能のリストアップと計画立案に重きを置きます。これらの手法はリーンソフトウェア開発の原則を部分的には採用していますが、全ての原則を網羅しているわけではありません。
したがって、問題文に挙げられた七つの原則が適用されるアジャイル開発手法として、リーンソフトウェア開発が最適な選択です。