応用情報技術者試験 令和7年春 午前問20 解説付き過去問
問題
FPGAなどに実装するデジタル回路を記述し、論理合成するために使用される言語はどれか。
正解
解説
この問題は、FPGAなどに実装するディジタル回路を記述するために使用される言語について問うものです。
論理合成に対応したハードウェア記述言語に関する基本的な知識が求められます。
- ハードウェア記述言語(HDL)の概要
HDL(Hardware Description Language)は、ディジタル回路の構造や動作をテキスト形式で記述するための言語です。
論理ゲート、フリップフロップ、クロックなどの構成要素を記述でき、HDLコードから論理合成ツールを用いてネットリストを生成し、FPGAやASICに実装します。
代表的なHDLにはVHDLやVerilogがあります。 - 選択肢の検討
- DDL(Data Definition Language)
データベースのテーブル構造などを定義するSQLの一部であり、ハードウェア設計には使用されません。 - HDL(Hardware Description Language)
ディジタル回路を論理合成可能な形で記述する言語であり、FPGAやASICの設計に広く用いられます。 - UML(Unified Modeling Language)
ソフトウェア設計に使われるモデリング言語で、オブジェクト指向分析・設計に用いられます。ハードウェア設計には用いません。 - XML(eXtensible Markup Language)
データを構造的に記述・交換するためのマークアップ言語であり、ハードウェアの記述や論理合成には関係ありません。
- DDL(Data Definition Language)
- 結論
ディジタル回路を論理合成可能な形で記述し、FPGAなどに実装するために用いられるのはHDLです。
したがって、正解はHDLです。