応用情報技術者試験 令和6年秋 午前問65 解説付き過去問

UXデザイン（User Experience Design）とは、システムや製品を利用する際に、利用者が得る体験価値を重視した設計手法である。単に機能や性能を満たすだけでなく、利用者が快適に操作できるか、ストレスなく目的を達成できるか、楽しく使えるかといった感覚的な側面を考慮することが重要となる。

この概念には次のような要素が含まれる。

• 有効性
  利用者が求める機能が適切に提供され、目的を達成できるか。
  
  
• 操作性
  直感的に操作でき、学習コストが低いか。
  
  
• 快適さ
  利用時の負担が少なく、ストレスを感じることなく操作できるか。
  
  
• 安心感
  セキュリティ対策が十分に施され、信頼できるか。
  
  
• 楽しさ
  利用者がポジティブな感情を抱くようなデザインになっているか。
  
  

このように、UXデザインはシステムの設計段階で利用者の体験価値を最大化することを目的としており、システム開発において重要な役割を果たす。