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次回試験日:2025年4月20日(あと1日)

応用情報技術者試験 令和6年秋 午前問66 解説付き過去問

問題

UMLの図のうち、業務要件定義において、業務フローを記述する際に使用する、処理の分岐や並行処理、処理の同期などを表現できる図はどれか。

正解

解説

UML(Unified Modeling Language)にはさまざまな図があるが、業務要件定義において業務フローを記述する際に適しているのはアクティビティ図である。

アクティビティ図は、フローチャートに似た形式で、業務の流れを視覚的に表現することができる。具体的には、以下のような要素を表現できる。

  • 処理の順序
    業務の流れを矢印で示し、どのような順番で処理が進むかを表す。

  • 分岐
    条件によって処理が異なる場合の分岐を表現できる。

  • 並行処理
    複数の処理を並行して実行する場合に、それを表現できる。

  • 処理の同期
    並行処理の後に、再びひとつの流れに統合する際の動作を示すことができる。

このように、アクティビティ図は業務フローの視覚的な整理に適しており、要件定義や設計の初期段階でよく使用される。