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次回試験日:2025年4月20日(あと1日)

応用情報技術者試験 令和6年秋 午前問63 解説付き過去問

問題

業務改善の4原則としてのEliminate、Combine、Rearrange、Simplifyは、業務改善を実現する上での視点を示すものである。 次の業務改善例のうち、Rearrangeを適用したものはどれか。

正解

解説

業務改善の4原則であるEliminate(排除)、Combine(統合)、Rearrange(再配置)、Simplify(簡素化)は、業務プロセスの最適化を目的としている。Rearrange(再配置)は、業務の流れや手順を変更し、効率化を図る方法である。

  • 商品配送ルートを可視化した結果、移動距離の無駄が発見された。そこで、配送順を入れ替えることで、一日に配送できる件数を向上させた
    この業務改善例では、作業の順番を変更することで効率を高めているため、Rearrangeに該当する。業務の流れを最適化し、不要な移動や時間を削減することは、業務改善の重要な手法の一つである。

  • 経費精算申請業務において、決裁に不要な人を申請フローから外し、決裁までに要する時間を短縮した
    この例では、不要な工程や手続きを省略することで業務を効率化しているため、Eliminate(排除)に該当する。

  • 表計算ソフト上で各項目を手入力していたが、一つの項目を入力すれば他の関連項目が自動計算できるように関数を設定し、作業効率を向上させた
    この例では、作業を簡素化し、業務の負担を軽減する取り組みを行っているため、Simplify(簡素化)に該当する。

  • 複数部門が集まる会議の議事録を、各部門のスタッフが、それぞれ独自に作成していた。各部門での作成をやめ、代表者1名が作成し、部門間で共有した
    この例では、複数の業務を統合し、効率を向上させる取り組みを行っているため、Combine(統合)に該当する。