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次回試験日:2025年4月20日(あと1日)

応用情報技術者試験 令和6年秋 午前問60 解説付き過去問

問題

システム監査基準(令和5年)におけるフォローアップの説明として、適切なものはどれか。

正解

解説

システム監査基準におけるフォローアップとは、監査報告書に基づいて、監査で指摘された事項の改善状況を監視し、適切な対応がなされているかを確認するプロセスである。これにより、監査の有効性を確保し、改善提案が適切に実施されるよう支援する。

  • システム監査人が、監査報告書に記載した改善提案の実施状況に関する情報を収集し、改善状況をモニタリングする
    フォローアップでは、監査報告書で指摘した改善点について、実施状況の把握や評価を行い、必要に応じて追加の助言を提供する。この監視活動を通じて、監査の成果が継続的に反映されることが期待される。

  • 監査対象先が、監査報告書の指摘事項及び改善提案を基に改善計画の策定を行う
    これはフォローアップではなく、監査対象先の対応活動に該当する。フォローアップは、監査人が監視するプロセスであり、改善計画の策定そのものではない。

  • 監査部門の責任者が、監査報告書を基に監査の実施状況と指摘事項の妥当性を確認する
    これは監査の評価や品質管理に関連する活動であり、フォローアップのプロセスには含まれない。フォローアップは、主に監査対象先の改善状況を確認することを目的としている。

  • システム監査人が、時間の関係で調査が終了しなかった監査項目を追跡調査して報告する
    追跡調査は追加の監査活動に該当し、フォローアップとは異なる。フォローアップは、監査で指摘された問題点の対応状況を確認することに焦点を当てている。