応用情報技術者試験 令和6年秋 午前問59 解説付き過去問
問題
システム監査基準(令和5年)における予備調査についての記述として、適切なものはどれか。
正解
解説
システム監査における予備調査とは、監査の計画を策定するために、監査対象の業務内容や体制を事前に把握するプロセスである。これにより、監査の範囲、手法、重点を適切に設定できるようになる。
- 監査対象先の事務手続やマニュアルなどを通じて、業務内容、業務分掌、体制などを把握する
予備調査では、事前に文書や資料を確認し、監査対象の業務や組織体制を理解することが重要である。これにより、監査の焦点を明確にし、効率的な監査計画を立てることができる。 - 必ず現地に赴いて実施する
予備調査は、文書やインタビューを通じて実施されるため、必ずしも現地で行う必要はない。リモートでの情報収集も可能である。 - 監査の結論を裏付けるために十分な監査証拠を入手する
監査証拠の入手は本調査の段階で行うものであり、予備調査の目的とは異なる。予備調査では、監査の方針や計画を立てるための情報収集が主な目的である。 - 調査の範囲は、監査対象先だけに限定する
監査の範囲は、必要に応じて関係機関や関連する外部の業者などにも及ぶことがある。そのため、監査対象先だけに限定するものではない。