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次回試験日:2025年4月20日(あと1日)

応用情報技術者試験 令和6年秋 午前問50 解説付き過去問

問題

レスポンシブWebデザインを実現するに当たって、単一のHTML文書を用いて、Webコンテンツを各種端末のディスプレイの大きさに合わせた形式で表示するために使用する機能はどれか。

正解

解説

レスポンシブWebデザインは、単一のHTML文書を使用して、異なるデバイスの画面サイズに適応したWebコンテンツを表示するための手法である。その実現のために用いられる代表的な技術がメディアクエリである。

  • メディアクエリ
    メディアクエリは、CSSの機能の一つであり、画面の幅、高さ、解像度などの条件に応じて異なるスタイルを適用できる仕組みである。これにより、PC、タブレット、スマートフォンなどの異なるデバイスごとに適切なレイアウトを提供することが可能になる。例えば、次のようなCSSの記述によって、画面幅が600px以下の端末に適したスタイルを適用できる。

    @media screen and (max-width: 600px) { body { font-size: 14px; } }

  • User-Agent
    User-Agentは、WebブラウザやOSの種類を識別するためのHTTPヘッダ情報であり、Webサーバがクライアントの環境に応じたページを提供する際に利用される。ただし、レスポンシブWebデザインの実装には直接関係しない。

  • WebSocket
    WebSocketは、双方向通信を可能にするプロトコルであり、リアルタイム性の高いWebアプリケーションの開発に用いられる。レスポンシブWebデザインの実装には適していない。

  • マッシュアップ
    マッシュアップは、複数のWebサービスのAPIを組み合わせて、新たなサービスを構築する手法である。レスポンシブWebデザインとは関係がない。