応用情報技術者試験 令和6年秋 午前問35 解説付き過去問
問題
クラスDのIPアドレスを使用するのはどの場合か。
正解
解説
クラスDのIPアドレスは、マルチキャスト通信に使用される特別なアドレス範囲である。
- クラスDのIPアドレスの特徴
クラスDは、224.0.0.0~239.255.255.255の範囲のIPアドレスを持ち、マルチキャスト通信に使用される。
これは、特定のグループに属する複数のホストにデータを送信する用途に適しており、ユニキャスト通信(1対1の通信)には使用されない。 - 誤りのある記述の説明
- 小規模ネットワークへのホストアドレス割り当て
端末数が250台程度までの比較的小規模なネットワークのホストアドレスには、クラスC(192.0.0.0~223.255.255.255)が使用される。 - 中規模ネットワークへのホストアドレス割り当て
端末数が65,000台程度の中規模なネットワークには、クラスB(128.0.0.0~191.255.255.255)が使用される。 - プライベートアドレスを割り振りユニキャスト通信を行う
プライベートアドレスとして使用されるのは、クラスA(10.0.0.0/8)、クラスB(172.16.0.0/12)、クラスC(192.168.0.0/16)の範囲であり、クラスDは該当しない。
- 小規模ネットワークへのホストアドレス割り当て
- クラスDのIPアドレスは、マルチキャストアドレスを割り振り、マルチキャスト通信を行う場合に使用される。