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次回試験日:2025年4月20日(あと1日)

応用情報技術者試験 令和6年秋 午前問33 解説付き過去問

問題

DNSに関する記述のうち、適切なものはどれか。

正解

解説

DNS(Domain Name System)は、ホスト名とIPアドレスを相互に変換するシステムである。

  • 逆引きとは

    逆引きとは、IPアドレスから対応するホスト名を調べることを指す。
    DNSは通常、ホスト名からIPアドレスを取得する(正引き)が、逆にIPアドレスからホスト名を取得する場合は「逆引き」と呼ばれる。
    逆引きのためにはPTRレコード(Pointer Record)が使用される。

  • その他のレコードの説明

    DNSにはさまざまなレコードが存在し、それぞれ異なる役割を持つ。
    代表的なものは以下の通り。

    • Aレコード
      ホスト名をIPアドレスに変換する。
    • PTRレコード
      IPアドレスをホスト名に変換する(逆引き)。
    • MXレコード
      メールサーバを指定する。
    • CNAMEレコード
      ホスト名に別名を設定する。
    • NSレコード
      ドメインの権限を持つネームサーバを指定する。

  • 誤りのある記述の説明

    DNSサーバのホスト名を登録するレコードはMXレコードではなくNSレコードである。
    DNSサーバに問い合わせを行うソフトウェアは「レゾルバ(Resolver)」と呼ばれる。
    ホスト名に対し別名を登録するレコードはNSレコードではなくCNAMEレコードである。
したがって、IPアドレスに対応するホスト名を調べることを逆引きという記述が適切である。