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次回試験日:2025年4月20日(あと1日)

応用情報技術者試験 令和6年秋 午前問32 解説付き過去問

問題

1Mバイトのデータの送信を5秒以内に行うための、最低速度の回線サービスはどれか。 ここで、伝送制御のための情報は考慮しないこととし、回線の伝送効率は60%とする。

正解

解説

データの送信速度を求めるために、必要な回線速度を計算する。
  • データサイズの換算

    送信するデータは1Mバイトである。
    1バイトは8ビットであるため、1Mバイトは次のように換算できる。

    1Mバイト = 1 × 1024 × 1024 バイト = 1,048,576 バイト
    1,048,576 バイト × 8 ビット = 8,388,608 ビット

    つまり、送信すべきデータ量は8,388,608ビットである。
  • 必要な伝送速度の計算

    送信を5秒以内に完了させる必要があるため、必要な伝送速度は次のように求める。

    必要な伝送速度(理論値) = 8,388,608 ビット ÷ 5 秒 = 1,677,721.6 ビット/秒(≒1.68Mビット/秒)
  • 伝送効率を考慮した回線速度の求め方

    回線の伝送効率は60%であるため、実効速度は次のように求める。

    実効速度 = 回線速度 × 伝送効率

    したがって、必要な回線速度をXとすると、次の式が成り立つ。

    X × 0.6 = 1.68Mビット/秒
    X = 1.68 ÷ 0.6 = 2.8Mビット/秒
  • 適切な回線サービスの選択

    計算の結果、最低でも2.8Mビット/秒の回線速度が必要である。
    選択肢の中で、この条件を満たす最小の回線速度は4Mビット/秒である。
したがって、正しい回線サービスは4Mビット/秒の回線である。