応用情報技術者試験ナビ ロゴ 応用情報技術者試験ナビ
次回試験日:2025年4月20日(あと1日)

応用情報技術者試験 令和5年春 午前問24 解説付き過去問

問題

NFC(Near Field Communication)の説明として、適切なものはどれか。

正解

解説

この問題は、近距離無線通信技術であるNFC(Near Field Communication)の特性や機能に関する理解を問うものです。NFCはスマートフォンやICカードなどに搭載され、非接触でデータのやり取りを行うための技術です。

  1. NFCの基本概要
    NFCは、13.56MHzの周波数帯を使用し、10cm程度のごく近距離で通信を行う無線通信技術です。
    主な用途としては、非接触型決済(交通系ICカードや電子マネー)、スマートフォン間のデータ交換、認証などが挙げられます。

  2. 通信モードの種類
    NFCは、以下の3つの通信モードを備えています。
    1. リーダ/ライタモード

    2. カードエミュレーションモード

    3. ピアツーピアモード
      このモードでは、NFC機器同士が対等な関係でデータを交換できます。スマートフォン間で連絡先や写真などのファイルをやり取りする場面に利用されます。

  3. 他の選択肢との違い
    NFCは「非接触通信技術」であり、「接触式ICカード」や「静電容量式のタッチセンサー」とは無関係です。
    また、通信距離は数cm〜10cm程度と非常に短く、Bluetoothのように10m程度通信可能な技術とは異なります。

したがって、NFCの正しい特徴は「ピアツーピアで通信する機能を備えている」という点です。