応用情報技術者試験 令和5年秋 午前問77 解説付き過去問
問題
取得原価30万円のPCを2年間使用した後、廃棄処分し、廃棄費用2万円を現金で支払った。
このときの固定資産の除却損は廃棄費用も含めて何万円か。
ここで、耐用年数は4年、減価償却は定額法、定額法の償却率は0.250、残存価額は0円とする。
正解
解説
この問題は、固定資産の除却に伴う除却損の計算を問うものです。以下の手順で計算します。
- 減価償却累計額の計算
- 帳簿価額の計算
- 除却損の計算
PCの取得原価は30万円、耐用年数は4年、定額法の償却率は0.250、残存価額は0円です。
定額法による年間の減価償却費は、次の通りです。
30万円 × 0.250 = 7.5万円(年間)
2年間分の減価償却累計額は、
7.5万円 × 2年 = 15.0万円
取得原価から減価償却累計額を差し引いた残存価額(帳簿価額)は次の通りです。
30万円 - 15万円 = 15万円
廃棄費用2万円は、現金支出による損失として除却損に含めます。したがって、除却損は以下の通りです。
帳簿価額15万円 + 廃棄費用2万円 = 17万円
したがって、除却損は17万円となります。