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次回試験日:2025年4月20日(あと1日)

応用情報技術者試験 令和5年秋 午前問74 解説付き過去問

問題

BCM(Business Continuity Management)において考慮すべきレジリエンスの説明はどれか。

正解

解説

この問題は、BCM(事業継続マネジメント)における「レジリエンス」の概念について問うものです。以下に解説します。

  1. BCMとは
  2. BCM(Business Continuity Management)は、自然災害、事故、テロ、感染症などの重大な危機に直面しても、重要業務の継続や早期復旧を可能にするためのマネジメント手法です。

  3. レジリエンスの意味
  4. レジリエンスとは、直訳すると「回復力」や「しなやかな強さ」という意味があり、組織においては、外部からの衝撃(災害・障害・攻撃など)に対して柔軟かつ迅速に対応し、通常業務を再開・維持できる力を指します。

    BCMの文脈におけるレジリエンスは、単に事前の対策やマニュアルの整備だけでなく、発生時の適応力や、被害からの復旧力、状況の変化に対応して業務を再構築する能力も含まれます。

  5. 正解の導出
  6. 不測の事態が発生したときに、組織としての対応力を発揮し、業務の中断や損害を最小限に抑えつつ、できるだけ早く復旧する力という点で、これはまさにレジリエンスの本質です。

したがって、レジリエンスの説明として適切なのは不測の事態が生じた場合の組織的対応力や、支障が生じた事業を復元させる力です。