応用情報技術者試験 令和5年秋 午前問70 解説付き過去問
問題
オープンイノベーションの説明として、適切なものはどれか。
正解
解説
オープンイノベーションとは、企業が新たな価値を創出するために、自社内だけでなく外部の組織や個人が保有する技術・知識・アイディアなどを積極的に活用し、連携・協業を通じてイノベーションを推進する考え方です。
- オープンイノベーションの基本的な考え方
従来のクローズドイノベーション(社内のリソースのみで技術開発・製品化を行う)とは異なり、外部との境界を越えた知的資源の流動性を前提としています。これにより、自社にない技術を取り入れたり、自社の技術を他社に提供して活用してもらうことが可能になります。 - 価値の循環と連携の重要性
オープンイノベーションでは、社外から得た知見や技術をもとに新しい製品・サービス・ビジネスモデルなどの価値を創出するだけでなく、それらの成果をさらに外部に提供し、新たな協業やビジネス機会へとつなげていくことが重要です。このように、双方向の知識・技術の流れによって継続的な価値の創出が実現されます。
したがって、オープンイノベーションは、自社と外部組織の技術やアイディアなどを組み合わせて新たな価値を創出し、その価値をさらに外部に提供するという活動を指します。