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次回試験日:2025年4月20日(あと1日)

応用情報技術者試験 令和5年秋 午前問59 解説付き過去問

問題

販売管理システムにおいて、起票された受注伝票の入力が、漏れなく、かつ、重複することなく実施されていることを確かめる監査手続として、適切なものはどれか。

正解

解説

この問題は、販売管理システムにおける受注伝票の入力に関して、「漏れなく」「重複なく」処理されているかを確認する適切な監査手続を問うものです。

  1. 受注伝票の入力に関する監査目的
    受注伝票の入力処理においては、すべての起票された伝票がシステムに正確に登録され、かつ重複して登録されていないことを保証することが重要です。これにより、売上や在庫管理などの業務に影響を与えるミスや不正を防止することができます。

  2. プルーフリストを用いた照合作業
    プルーフリストとは、システムに入力された内容を一覧として出力した帳票であり、入力内容を原始伝票(ここでは受注伝票)と照合するために使用されます。
    このリストと受注伝票を照合し、入力の漏れや重複をチェックすることで、伝票が正確に処理されているかを検証できます。
    また、照合が行われた証拠として、受注伝票やプルーフリストに照合印を押すことが一般的です。

  3. 他の選択肢との比較
    他の手続きは、それぞれ別の目的(例外処理の確認、入力時のエラーチェックの検証、プログラムの妥当性確認など)に対応しており、「漏れなく」「重複なく」入力されていることを確認する直接的な方法とはいえません。

したがって、プルーフリストと受注伝票との照合が行われているかを確認する監査手続が、目的に最も適しています。