応用情報技術者試験 令和5年秋 午前問47 解説付き過去問
問題
アプリケーションソフトウェアの開発環境上で、用意された部品やテンプレートをGUIによる操作で組み合わせたり、必要に応じて一部の処理のソースコードを記述したりして、ソフトウェアを開発する手法はどれか。
正解
解説
この問題は、ソフトウェア開発における「ローコード開発」の手法について正しく理解しているかを問うものです。
- ローコード開発の特徴
- 主なメリット
- 開発速度の向上
- プログラミング知識が少ないユーザーでも関与しやすい
- GUIによる直感的な開発が可能
- 開発・運用のコスト削減
- 他の選択肢との違い
- 継続的インテグレーション:ビルドやテストを自動化し、コードを頻繁に統合する手法
- ノーコード開発:ソースコードを一切記述せず、GUI操作のみでアプリケーションを構築する手法
- プロトタイピング:完成前の試作モデルを作成し、ユーザの要求確認やUI検討などに用いる手法
ローコード開発とは、GUI上であらかじめ用意された部品(コンポーネント)やテンプレートをドラッグ&ドロップなどの操作で組み合わせることで、比較的少ないソースコード記述でアプリケーションを開発する手法です。
業務アプリケーションの迅速な開発やプロトタイプ作成に適しており、開発工数の削減や非エンジニアによる開発支援にも活用されます。
ローコード開発には以下のような利点があります。
他の用語との違いは以下の通りです。
したがって、GUIによる操作で部品を組み合わせ、必要に応じて一部の処理をソースコードで記述する手法はローコード開発です。