応用情報技術者試験 令和4年春 午前問76 解説付き過去問
問題
新製品の設定価格とその価格での予測需要との関係を表にした。
最大利益が見込める新製品の設定価格はどれか。
ここで、いずれの場合にも、次の費用が発生するものとする。
固定費:1,000,000円
変動費:600円/個

固定費:1,000,000円
変動費:600円/個

正解
解説
この問題では、新製品の設定価格と予測需要との関係を表しており、固定費と変動費を考慮した上で最大利益が見込める設定価格を求めることが課題です。
- 固定費と変動費の計算
固定費は1,000,000円、変動費は商品1個あたり600円です。利益を最大化するには、これらのコストを差し引いた売上が最大となる価格点を見つける必要があります。 - 価格設定と予測需要の関係
価格を変えることで予測需要がどのように変動するかを理解することが重要です。価格が高くなるほど、需要は減少する傾向にありますが、高価格であっても利益が最大になる点が存在します。売価と需要を掛け合わせた売上から固定費と変動費を引いた値が最大となる価格を見極めることが求められます。 - 各価格での利益計算
利益は以下の式で計算できます:(設定価格 × 予測需要) - (変動費 × 予測需要) - 固定費。
価格ごとにこの計算を行い、最も利益が大きくなる価格を選びます。このプロセスを通じて、各価格設定における利益を比較し、最大利益を生み出す価格点を特定します。
したがって、利益を最大化する設定価格は1,600円です。この価格設定により、固定費と変動費を差し引いた後の利益が最も高くなります。