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次回試験日:2025年4月20日(あと1日)

応用情報技術者試験 令和4年春 午前問77 解説付き過去問

問題

A社は、B社と著作物の権利に関する特段の取決めをせず、A社の要求仕様に基づいて、販売管理システムのプログラム作成をB社に委託した。 この場合のプログラム著作権の原始的帰属に関する記述のうち、適切なものはどれか。

正解

解説

この問題は、プログラムの著作権の原始的帰属についての理解を試すものです。A社がB社にプログラム作成を委託したケースを考察することで、著作権の帰属に関する法的な側面を明らかにします。

  1. 委託作業と著作権帰属
    プログラムの著作権は、特別な契約がない限り、作成者に帰属します。このケースでは、A社がB社に要求仕様に基づいてプログラムの作成を委託しています。B社がプログラムの作成を行ったため、B社がその著作権の原始的所有者となります。

  2. 特別な取決めの不在
    問題文によれば、A社とB社の間で著作権の帰属について特段の取決めをしていないことが明記されています。法的には、著作権は作成者(この場合はB社)に自動的に帰属するため、特別な契約がなければ、A社には著作権が帰属しないことになります。

したがって、このシナリオでは、プログラムの著作権はB社に帰属することが正しいとされます。B社がプログラムの作成者であり、A社との間で異なる帰属を定める合意が存在しないため、著作権はB社にあります。