応用情報技術者試験ナビ ロゴ 応用情報技術者試験ナビ
合格発表日:2025年7月3日(あと18日)

応用情報技術者試験 令和4年春 午前問35 解説付き過去問

問題

OpenFlowを使ったSDN(Software-Defined Networking)に関する記述として、適切なものはどれか。

正解

解説

この問題は、Software-Defined Networking (SDN) および OpenFlow の概念について理解を問うものです。特に、SDN の基本的なアーキテクチャの特徴を正確に理解することが求められます。

  1. Software-Defined Networking (SDN) の基本概念
    SDNは、ネットワークの制御層とデータ層を分離することで、ネットワーク管理を柔軟に行うことを目的としたアーキテクチャです。この分離により、ネットワークの設定や管理をソフトウェアを通じて集中的に行うことが可能となり、従来の物理的なハードウェアに依存した設定作業から解放されます。

  2. OpenFlowの役割
    OpenFlowは、SDNの実装のためのプロトコルの一つで、ネットワークデバイス(スイッチやルータ)の転送ルールを動的に設定するための標準化されたインターフェースを提供します。SDNコントローラがOpenFlowを使ってネットワークデバイスの振る舞いを指示し、効率的なネットワークトラフィックの管理を実現します。

したがって、正解は「データ転送機能とネットワーク制御機能を論理的に分離し、ネットワーク制御を集中的に行うことを可能にしたアーキテクチャ」であり、これはSDNの定義を正確に表しています。