応用情報技術者試験 令和4年秋 午前問56 解説付き過去問
問題
あるサービスデスクでは、年中無休でサービスを提供している。
要員は勤務表及び勤務条件に従って1日3交替のシフト制で勤務している。
1週間のサービス提供で必要な要員は、少なくとも何人か。
〔勤務表〕
〔勤務条件〕
〔勤務表〕

〔勤務条件〕
- 勤務を交替するときに30分間で引継ぎを行う。
- 1回のシフト中に1時間の休憩を取り、労働時間は7.5時間とする。
- 1週間の労働時間は、40時間以内とする。
正解
解説
この問題は、年中無休・1日3交替制のサービスデスクにおいて、勤務条件を満たしながらすべてのシフトをカバーするために必要な最少の要員数を求めるものです。勤務条件には労働時間の上限や休憩時間、引継ぎの存在があり、これらを考慮して計算する必要があります。
- 1週間のシフト総数
勤務表から、1日あたり早番2人、日中4人、遅番2人が必要です。したがって1日あたりのシフト数は合計8人分です。
これが1週間(7日間)続くので、必要なシフト枠の合計は以下の通りです。
8 × 7 = 56シフト - 1人あたりの担当可能シフト数
勤務条件より、1シフトあたりの労働時間は7.5時間で、1週間の上限は40時間です。
したがって、1人が担当可能なシフト数は、407.5 = 約5.33 となります。
しかし、1人が5シフト以上を担当すると40時間を超えてしまうため、1人あたり週に最大5シフトまでしか担当できません。 - 必要な要員数の算出
1週間で必要なシフトは56枠であり、1人が担当できるのは最大5シフトなので、
565 = 11.2
となります。要員数は整数でなければならないため、切り上げて12人が必要です。
したがって、勤務条件をすべて満たしながら、1週間すべてのシフトをカバーするには、最少で12人の要員が必要です。