応用情報技術者試験 令和3年春 午前問77 解説付き過去問
問題
キャッシュフロー計算書において、営業活動によるキャッシュフローに該当するものはどれか。
正解
解説
この問題は、キャッシュフロー計算書の中で、営業活動によるキャッシュフローを特定する知識が求められています。
- キャッシュフロー計算書の概念
キャッシュフロー計算書は、一定期間内の企業の現金の流れを記録した財務諸表のひとつです。この計算書は、営業活動、投資活動、財務活動の三つのセクションに大別されます。
営業活動によるキャッシュフローは、企業の主たる事業活動から生じる現金の流れを指し、日常的な商品の売買やサービスの提供に関連する現金の収支を示します。 - 各選択肢の分析
「株式の発行による収入」は財務活動に関わるもので、資金調達のための現金流れを示します。
「商品の仕入れによる支出」は営業活動の一部であり、商品や原材料の購入に関連するキャッシュフローを表しています。これは企業の日常的な業務運営に直接関連しています。
「短期借入金の返済による支出」は財務活動に属し、借入金の返済に関する現金流れです。
「有形固定資産の売却による収入」は投資活動に分類され、企業が長期的な資産を売却することによる現金流れを示します。
したがって、営業活動によるキャッシュフローに該当するのは「商品の仕入れによる支出」です。これは企業の日常業務に直接関連する費用であり、キャッシュフロー計算書の中で営業活動セクションに記載されます。