応用情報技術者試験 令和3年春 午前問61 解説付き過去問
問題
エンタープライズアーキテクチャの"四つの分類体系"に含まれるアーキテクチャは、ビジネスアーキテクチャ、テクノロジアーキテクチャ、アプリケーションアーキテクチャともう一つはどれか。
正解
解説
エンタープライズアーキテクチャにおける"四つの分類体系"について理解することは、企業のIT戦略を整理し、効率的な情報システムの計画を立てる上で非常に重要です。
- エンタープライズアーキテクチャの定義
エンタープライズアーキテクチャは、組織の全体像を理解し、ビジネスとITの整合性を図るためのフレームワークです。このアーキテクチャは、ビジネスのプロセス、情報の流れ、技術の使用、そしてこれらがどのように連携してビジネスの目標を支えるかを定義します。 - 四つの主要なアーキテクチャの構成要素
四つの分類体系は、ビジネスアーキテクチャ、アプリケーションアーキテクチャ、テクノロジーアーキテクチャ、そしてデータアーキテクチャです。ビジネスアーキテクチャはビジネス戦略とプロセスを、アプリケーションアーキテクチャはソフトウェアアプリケーションの戦略を、テクノロジーアーキテクチャはハードウェアやソフトウェア基盤の設計を、そしてデータアーキテクチャは情報資源の構造と利用を扱います。
したがって、問題で求められている「もう一つ」のアーキテクチャは、データアーキテクチャです。データアーキテクチャは組織全体の情報資産の管理という重要な役割を担っており、ビジネスアーキテクチャ、アプリケーションアーキテクチャ、テクノロジーアーキテクチャとともにエンタープライズアーキテクチャの四つの柱の一つとされています。