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合格発表日:2025年7月3日(あと66日)

応用情報技術者試験 令和3年春 午前問27 解説付き過去問

問題

W3Cで仕様が定義され、矩(く)形や円、直線、文字列などの図形オブジェクトをXML形式で記述し、Webページでの図形描画にも使うことができる画像フォーマットはどれか。

正解

解説

この問題は、Webページで図形オブジェクトをXML形式で記述し、描画するのに使われる画像フォーマットについて問うものです。

  1. SVGの基本的な機能
    SVG(Scalable Vector Graphics)は、XMLベースのマークアップ言語で、Web上でのベクター画像の記述に使用されます。SVGを利用することで、矩形、円、直線、多角形、テキストなどの複雑な図形を表現でき、これらの図形はスケーラブルであり、どんな解像度のディスプレイ上でもクリアに表示されます。

  2. 他の選択肢との比較
    OpenGLはグラフィックスのレンダリングAPIであり、主に3Dグラフィックスを扱うためのもので、Webページ内での図形記述フォーマットではありません。PNGとTIFFはどちらもラスター(ピクセルベース)イメージフォーマットであり、XML形式で図形を記述する機能は持っていません。したがって、これらはこの問題の文脈に合わない選択肢です。

したがって、XML形式でWebページ上に図形を描画する機能を持つフォーマットはSVGが正解です。SVGは図形要素を柔軟に扱えるため、Webでの複雑なグラフィック表現に適しています。