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合格発表日:2025年7月3日(あと66日)

応用情報技術者試験 令和3年春 午前問28 解説付き過去問

問題

NoSQLの一種である、グラフ指向DBの特徴として、適切なものはどれか。

正解

解説

この問題は、グラフ指向データベース(Graph-oriented Database)の特徴について問うものです。NoSQLデータベースの一種であるグラフ指向データベースは、特定の要素がどのように構成され、互いにどのように関連しているかを理解することが重要です。

  1. グラフ指向データベースの基本構造
    グラフ指向データベースは、ノード(節点)、リレーション(関係)、プロパティ(属性)の三つの主要要素で構成されています。ノードはエンティティを表し、リレーションはノード間の関連を示します。例えば、ソーシャルネットワークにおける人々(ノード)と彼らの友達関係(リレーション)がこれに該当します。

  2. ノードとリレーションのプロパティ
    各ノードとリレーションはプロパティを持つことができ、これによりさらに詳細な情報を格納することが可能です。プロパティはキーと値のペアで、ノードやリレーションに追加情報を提供します。たとえば、人物のノードには「名前」や「年齢」のプロパティがあり、友達関係のリレーションには「友達になった日」のプロパティがある場合があります。

  3. グラフの利点
    グラフ指向データベースは、その構造が直感的で、複雑なネットワーク間の関係を効率的に表現およびクエリする能力に優れています。これにより、例えば推薦システムやソーシャルネットワーク分析など、リレーショナルデータベースでは難しい多層的なデータ関係を扱う場面で強力です。

したがって、ノード、リレーション、プロパティで構成され、ノード間をリレーションでつないで構造化することがグラフ指向データベースの特徴であり、正解です。