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次回試験日:2025年4月20日(あと1日)

応用情報技術者試験 令和3年秋 午前問65 解説付き過去問

問題

RFIを説明したものはどれか。

正解

解説

この問題は、ビジネスプロセスにおける文書の種類、特にRFI(Request for Information)に関する理解を問うものです。

  1. RFIの定義と目的
    RFIとは、Request for Informationの略であり、情報提供を求める文書のことを指します。企業が新しいプロジェクトやシステム導入を検討する際に、市場に存在する技術やサービス、製品の情報収集を目的としています。RFIは、どのベンダーが要求を満たす可能性があるか、またそのベンダーの技術やサービスに関する詳細な情報を収集するために用いられます。

  2. 他の文書との違い
    RFIは、具体的な提案や価格の提示を要求するRFP(Request for Proposal)や、サービスレベル契約(SLA)の契約文書とは異なります。RFPは具体的なプロジェクト実行の提案を求めるものであり、SLAはサービス提供条件や品質保証を定めた契約文書です。これに対してRFIは、あくまで情報収集が主目的であり、契約や提案を直接求めるものではありません。

したがって、システム化に当たって現在の状況において利用可能な技術・製品、ベンダーにおける導入実績など実現手段に関する情報提供をベンダーに依頼する文書が、RFIとして正確に説明されています。