応用情報技術者試験 令和3年秋 午前問19 解説付き過去問
問題
仮想記憶方式における補助記憶の機能はどれか。
正解
解説
この問題は、仮想記憶方式における補助記憶の役割について問うものです。仮想記憶は、主記憶の容量を超えるデータやプログラムを効率的に扱うためのシステムです。
- 仮想記憶の基本概念
仮想記憶システムは、主記憶と補助記憶を用いて、物理的な記憶容量限界を超えたデータ管理を可能にします。このシステムでは、主記憶(RAM)がフルになった場合に、不要なデータを補助記憶(例えばハードディスク)に一時的に移動させる「ページアウト」と呼ばれるプロセスが行われます。 - 補助記憶の機能
補助記憶の主な機能は、主記憶からページアウトされたデータ、つまり使用頻度が低下したページを格納することです。これにより、主記憶の空間を効果的に再利用可能とし、システム全体のパフォーマンスを維持します。補助記憶は、必要に応じてこれらのページを再び主記憶にロードする役割も担います。
したがって、主記憶からページアウトされたページを格納する機能は、補助記憶の基本的かつ重要な役割であり、この問題の正解です。