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合格発表日:2025年7月3日(あと43日)

応用情報技術者試験 令和2年秋 午前問65 解説付き過去問

問題

次に示すグリーン購入基本原則の"製品・サービスのライフサイクルの考慮"に該当する購入例はどれか。

[グリーン購入基本原則]
  1. 必要性の考慮
    購入する前に必要性を十分に考える。
  2. 製品・サービスのライフサイクルの考慮
    資源採取から廃棄までの製品ライフサイクルにおける多様な環境負荷を考慮して購入する。
  3. 事業者の取組の考慮
    環境負荷の低減に努める事業者から製品・サービスを優先して購入する。
  4. 環境情報の入手・活用
    製品・サービスや事業者に関する環境情報を積極的に入手・活用して購入する。

正解

解説

この問題は、グリーン購入基本原則の中の「製品・サービスのライフサイクルの考慮」に該当する購入例を選択することを求めています。この原則は、製品が資源の採取から廃棄に至るまでの全過程で環境に与える影響を考慮することを強調しています。

  1. グリーン購入基本原則の理解
    製品・サービスのライフサイクルの考慮とは、製品が生まれる段階から終わりまで、つまり資源の採取から製造、使用、最終的な廃棄またはリサイクルに至るまでの全過程において、環境への負荷が最小限になるように配慮することを意味します。この原則では、単に製品が環境に優しいかどうかだけでなく、その製品の生涯を通じてどれだけ環境に配慮しているかが重要です。

  2. 選択肢の分析
    考えられる選択肢の中で、「環境や人の健康に悪影響を与えるような物質の使用や排出が削減されており、リユースやリサイクルが可能な製品を選定する」という選択肢が、製品・サービスのライフサイクルの考慮に最も適合します。この選択肢は、製品の製造過程での環境への影響を減らすとともに、製品の終焉においてもリユースやリサイクルを通じて資源を有効活用しようとする点で、ライフサイクル全体にわたって環境負荷を考慮していることが評価されます。

したがって、正解は「環境や人の健康に悪影響を与えるような物質の使用や排出が削減されており、リユースやリサイクルが可能な製品を選定する」という選択肢です。この選択肢が製品のライフサイクル全体を通じて環境負荷を最小化する考慮を反映しているため、グリーン購入基本原則に最も沿っています。